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海外でテロ事件や騒乱が起きた際に邦人を輸送する「輸送防護車」を陸上自衛隊が配備した。地面に仕掛けられた爆発物の衝撃にも耐える防護性の高い対テロ仕様だ。安全保障関連法に基づく新任務「在外邦人救出」や「駆け付け警護」にも将来的には使われる可能性がある。
群馬県榛東(しんとう)村の相馬原(そうまがはら)演習場で17日あった在外邦人輸送訓練で初めて公開された。8人を収容できる輸送員用のスペースに邦人役を乗せ、陸自隊員が車両の天井窓から顔を出して警戒しながら走行した。
自衛隊は当初、安保関連法で加わった在外邦人救出訓練を実施する予定だったが「拙速を避け慎重に」との政府方針で救出訓練は見送られた。
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