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変わる家族

最高裁判決を受けて/3 「もう一人の親」知りたい 「精子提供」の子、苦悩

「生殖補助医療が広がる中で、生まれてくる子の福祉は置き去りにされている」と語る石塚幸子さん=東京都新宿区で、阿部周一撮影

 東京都の会社員、石塚幸子さん(36)は「あの日」以来、アルバムを開けずにいる。

 2002年8月の夜、母に告げられた。「父さんとは血がつながっていない。他の人から精子提供を受け、あなたが生まれた」。当時、父の遺伝性の病気が分かり、石塚さんも検査を受けるべきか悩んでいた。母は安心させたくて言ったのだろう。しかし、すぐに怒りと悲しみがない交ぜになった。「何もなければ一生言わないつもりだったの?」

 涙が止まらず食事ものどを通らず、2カ月後、1人暮らしを始めた。地質学の研究職を志していたが、大学の…

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