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広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

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原爆の図

巡回の全容、明らかに 丸木美術館学芸員が出版

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原爆の図第5部「少年少女」の前で、著書を手にする岡村さん=丸木美術館で
原爆の図第5部「少年少女」の前で、著書を手にする岡村さん=丸木美術館で

1950〜53年に170カ所以上 「戦争の恐怖伝えたい」思い掘り起こす

 丸木位里(1901〜95年)、俊(1912〜2000年)夫妻が共同制作した「原爆の図」などを展示する丸木美術館(東松山市)の学芸員、岡村幸宣さん(41)が、著書「《原爆の図》全国巡回」(新宿書房)を出版した。1950〜53年の約4年間だけでも、北海道から鹿児島まで170カ所以上で開かれた全国巡回展の全体像を初めて明らかにした。【中山信】

 同書の「あとがき」の中で、岡村さんは「人間の歴史上、多くの人の目に触れた絵画は数あれど、おそらく《原爆の図》ほど数多くの街に移動して展覧会が開かれた作品は、他にないだろう。『この絵を見せたい』『見たい』という熱い思いに突き動かされた人たちが奔(はし)り、国内外合わせて10年以上に及ぶ類例のない巡回展が生み出された」と指摘する。

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