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緑 慎也・評『ニュートリノで探る宇宙と素粒子』梶田隆章・著

優しい語り口に潜むノーベル賞学者の情熱

◆『ニュートリノで探る宇宙と素粒子』梶田隆章・著(平凡社/税抜き1800円)

 ある高校で最近、次のような話を聞いた。人工の放射線と宇宙線の違いについて疑問を持った生徒が、東京大学宇宙線研究所に電話をかけた。出たのは所長の梶田隆章氏。丁寧な説明だった。その後も電話するたびに梶田氏が応対。このやりとりの数日後、ノーベル賞受賞が決定した。生徒は「そんなに偉い先生と話していたのか」と驚いたという。

 本書の文章の調子は実に優しい。高校生の疑問にも、梶田氏は同じ語り口で答えていたのではないか。たとえ…

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