メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

くらしの明日

私の社会保障論 教育費心配ない施策を=山田昌弘

 政府は、少子化対策を本格化させ、合計特殊出生率1・8への回復を目指すという。意気込みは評価するが、肝心の施策内容を見ていると、保育園充実など従来の施策の延長に過ぎず、効果は薄いのではないかと思う。なぜなら、少子化の背後にある「若い人の願い」に応えていないからである。その願いとは「子どもに自分がしてもらった以上のことをしてやりたい」というものである。それが無理と思えば、予定する子どもの数を減らしたり、結婚を控えたりする。これが日本の少子化の本当の原因だと考えている。

 未婚者を調査している中で、ある程度の収入の男性とでなければ結婚しないという女性に出会った。その理由を聞くと「私は小さい頃、習い事をさせてもらい、短大まで出してもらった。私は貧しい生活でも構わないが、子どもにはお金がないからできない、ということは絶対に言いたくない。だから、収入が低い男性とは結婚しない」というものだった。未婚男性からも「俺の収入で結婚したら、妻子がかわいそう」という話を聞いた。

この記事は有料記事です。

残り807文字(全文1240文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ゆうちょ銀の海外送金に資金洗浄疑い 国際調査報道で判明 外国人の口座開設容易

  2. 認知症への理解を 姫路城など34都道府県100カ所をオレンジでライトアップ

  3. ピンチ救った8球 巨人・鍵谷の切れるスライダー、1死満塁しのぐ

  4. 巨人が逆転勝ち2連勝 松原、中島ソロ 吉川尚、坂本適時打

  5. 菅首相は「地方に優しくない」 潜む新自由主義と翼賛の危機 「左遷」された元官僚が伝えたいこと

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです