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数字は証言する

特別インタビュー・松本零士さん「自殺した元日本兵を見た」

まつもと・れいじ 1938年、福岡県生まれ。同県立小倉南高卒。高校在学中の54年に「蜜蜂の冒険」でデビュー。代表作に「男おいどん」「銀河鉄道999」「ザ・コクピット」シリーズなど。練馬区名誉区民。

 国家や時代を前にして、個人の存在はあまりに小さい。それでも、一人一人はどのように振る舞うべきなのか。戦場における個人の生き様と死に様を描いてきた漫画家、松本零士さん(77)に聞いた。【聞き手・高橋昌紀/デジタル報道センター】

 「バカなことを言うな。そんなことを言うから、大勢が死ぬんだ」。小学生のころ、おやじに怒鳴られたことがあります。不用意に「もう一度やれば勝つかもしれん」と聞いてしまったんです。おやじは元陸軍少佐。それなのに既に開戦時から、これは負けるだろうと覚悟していたというのです。下士官からのたたき上げで、川崎航空機(現・川崎重工業)のテストパイロットをしたこともある。冷徹に現実を分析していたのでしょう。「工業力の差を見てみろ。戦ってはならんのじゃ」と。

 疎開先である愛媛県新谷村(現・大洲市)で、終戦の8月15日を迎えました。川遊びをしていて、家に帰っ…

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