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不知火のほとりで

石牟礼道子の世界/38 没落

 <日曜カルチャー>

母の声、魂の詩学

 「雲のあいだから千尋(せんじん)の谷へ落ちていく。そんな感覚でした」

 2009年7月21日、石牟礼道子さん(88)は大きな災難に見舞われた。パーキンソン病と診断されて6年目。仕事場の玄関で転倒してしまったのだ。神経難病の患者が転ぶと大きなケガにつながる。石牟礼さんは大腿(だいたい)骨骨折の重傷を負った。

 「原稿をお渡しして、振り向いたとたんに転んだ。雲の上を行くように着地感がなくて、雲の柔らかく薄い部…

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