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ワールド・トレジャー

特派員が選ぶ私の世界遺産 ムハンマド・アリー・モスク(エジプト・カイロ) 国を愛し愛された父

エジプトの首都カイロで、豪華な内装が施されたムハンマド・アリー・モスク

 エジプトの首都カイロ南部、市街地を一望するムカッタムの丘に銀色のドームと2本の尖塔(せんとう)が目を引くモスク(イスラム礼拝所)がある。「近代エジプトの父」と称される19世紀の支配者ムハンマド・アリーの名を冠し、カイロにある600以上のモスクの中でも屈指の豪華な内装を誇る。

 ムカッタムの丘は、十字軍を破ったアラブの英雄サラディンが12世紀にシタデル(城)を築き、エジプトの支配者の拠点となった。エジプトを攻撃したナポレオンに対抗するため、オスマン・トルコ帝国が派遣したアルバニア系部隊の副隊長だったアリーも城を舞台に活躍した。

 オスマン帝国支配下のマケドニア(現ギリシャ)で生まれたアリーの出自は謎が多く、生年も不明だ。本人は「アレクサンダー大王の故郷(マケドニア)でナポレオンと同じ年(1769年)に生まれた」と自称。アリー研究で知られる作家のラミス・ガベルさん(68)は「もう少し早く生まれていたと思うが、有能な指導者だったナポレオンを尊敬し、自分に重ねていたのでしょう」と推測する。

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