東南アジア諸国連合(ASEAN)は31日、域内の関税撤廃などを図るASEAN共同体を発足させる。総人口6億人超、国内総生産(GDP)の合計が約300兆円という巨大市場の一体化が進み、進出している日本企業にも期待が高まっている。一方、各国が自国産業保護のために規制を維持する分野が残り、統合の深化には課題も多い。【永井大介、横山三加子、バンコク岩佐淳士】
「道路が整備され、通関もスムーズになった。10年以上前に比べると、近隣国との距離は格段に縮まった」。自動車部品大手、矢崎総業のタイ現地法人で生産企画を統括する植松賢二氏(53)は言う。同社は自動車内の配線に使う電線「ワイヤハーネス」の世界シェアがトップクラスで知られ、海外生産に積極的だ。
2012年にはタイと国境を接するカンボジア西部コッコンにワイヤハーネス工場を開設した。タイで原材料を仕入れ、加工した部品を人件費の安いコッコンで組み立て、完成品を再びタイに輸送している。従来はトヨタ自動車など日本の自動車産業が集積するタイで生産を完結させていた。
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