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2016年度予算案の防衛費が5兆541億円となり、初めて5兆円の大台を超えた。前年度に比べ740億円、1.5%の増加は、他の歳出と比べても優遇ぶりが際立つ。防衛費は安倍政権が発足して以来、これで4年連続の増加となる。
中国や北朝鮮の情勢に対応するため、離島防衛や日米同盟の強化をはかるというのが現在の防衛力整備の基本的な考え方だ。それ自体は必要なことだが、精査は十分だろうか。
防衛費は、装備品の調達内容や総額が5カ年計画の中期防衛力整備計画(中期防、14〜18年度)で決まっている。来年度の防衛予算案も、これに沿って編成されている。
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