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はやぶさ2

探査機「はやぶさ2」がリュウグウで試料を採取して持ち帰る6年の旅を完遂。分析や次のミッションを解説。

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「満点飛行」地球スイングバイ 「0.5ミリ差」の軌道通過

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小惑星探査機はやぶさ2の地球スイングバイ成功の記者会見で公開された「はやぶさ2からのクリスマスカード」。モニターの左は吉川真ミッションマネジャー、その向こうが津田雄一プロジェクトマネジャー=東京都千代田区の宇宙航空研究開発機構で2015年12月24日、永山悦子撮影
小惑星探査機はやぶさ2の地球スイングバイ成功の記者会見で公開された「はやぶさ2からのクリスマスカード」。モニターの左は吉川真ミッションマネジャー、その向こうが津田雄一プロジェクトマネジャー=東京都千代田区の宇宙航空研究開発機構で2015年12月24日、永山悦子撮影

JAXA分析 記者会見詳報

 地球スイングバイで地球と火星の間にある小惑星「リュウグウ」へかじを切った探査機「はやぶさ2」。その地球スイングバイが、ほぼ計画通りの正確な軌道を通る「満点飛行」だったことが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の分析で分かった。日本の探査機が地球スイングバイに挑むのは、初号機はやぶさ以来。24日に開いた記者会見で、JAXAの津田雄一プロジェクトマネジャーは「チームは『我々ならやれる』と燃えていた。そんなチームを作りながら進めたことが成功につながったのではないかと思う」と話した。

 はやぶさ2は、昨年12月3日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。この1年は、地球とほぼ同じ軌道で太陽を1周してきた。打ち上げからちょうど1年後の今月3日午後7時8分、地球の表面からわずか3090キロまで接近し、地球をかすめるように飛び去った。地球の引力と公転するスピードを利用し、リュウグウへ向かう軌道に探査機の方向を変え、大幅に加速する地球スイングバイだ。

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【はやぶさ2】

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