連載

エンタメノート

お笑い、大衆芸能、放送などエンタメ全般を取材してきた、油井雅和記者が「舞台裏」をつづります。

連載一覧

エンタメノート

浪曲の隆盛のため孤軍奮闘 国本武春さんをしのぶ

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
くいだおれ太郎(左)と共演する浪曲師の国本武春さん=大阪市中央区道頓堀の中座くいだおれビルで2010年8月5日午後8時58分、竹内紀臣撮影
くいだおれ太郎(左)と共演する浪曲師の国本武春さん=大阪市中央区道頓堀の中座くいだおれビルで2010年8月5日午後8時58分、竹内紀臣撮影

 「うなりやベベンさんが……」「サクラ大戦(歌謡ショウ)の(東中軒)雲国斉さんだ……」

 国本武春さん急逝の一報が流れると、ツイッターには、浪曲とは縁遠かった若い人からメッセージが相次いだ。

 「うなりやベベン」はNHKのEテレで放送中の「にほんごであそぼ」で武春さんが演じてきた。武春さんの一番弟子という設定で、浪曲師ではなく、子どもたちに日本語を楽しく伝えようと、三味線をはじき、大声でうなるキャラクターだ。「サクラ大戦・歌謡ショウ」は、人気ゲームソフト「サクラ大戦」の声優が、その役で登場するミュージカル仕立ての公演。東中軒雲国斉の役名は、浪曲界の大看板・桃中軒雲右衛門と、立川談志さんが「戒名に」と生前自ら名付けた雲黒斎から取ったのだろうか。

 武春さんは、かつての隆盛に比べて元気が足りない浪曲界を盛り上げようと、まさに孤軍奮闘を続けてきた。

この記事は有料記事です。

残り1567文字(全文1940文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集