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「うなりやベベンさんが……」「サクラ大戦(歌謡ショウ)の(東中軒)雲国斉さんだ……」
国本武春さん急逝の一報が流れると、ツイッターには、浪曲とは縁遠かった若い人からメッセージが相次いだ。
「うなりやベベン」はNHKのEテレで放送中の「にほんごであそぼ」で武春さんが演じてきた。武春さんの一番弟子という設定で、浪曲師ではなく、子どもたちに日本語を楽しく伝えようと、三味線をはじき、大声でうなるキャラクターだ。「サクラ大戦・歌謡ショウ」は、人気ゲームソフト「サクラ大戦」の声優が、その役で登場するミュージカル仕立ての公演。東中軒雲国斉の役名は、浪曲界の大看板・桃中軒雲右衛門と、立川談志さんが「戒名に」と生前自ら名付けた雲黒斎から取ったのだろうか。
武春さんは、かつての隆盛に比べて元気が足りない浪曲界を盛り上げようと、まさに孤軍奮闘を続けてきた。
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