メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

サウジ

処刑と断交 背景にシーア派の締め付け強化

 【ローマ秋山信一】イスラム教シーア派指導者を処刑したサウジアラビアの強硬姿勢の背景には、内政と外交両面での計算がありそうだ。国内治安面の不安要因であるシーア派を締め付け、外交的に対立するイランを孤立させることを狙ったとみられる。

 スンニ派の中でも厳格なワッハーブ派を国教とするサウジだが、東部を中心に国民の約15%はシーア派だ。政府はシーア派の信仰を黙認してきたが、シーア派に対する差別意識は色濃い。近年は特にシーア派住民の不満が高まっており、サウジ当局にとっては、過激派組織「イスラム国」(IS)などの過激派と同じ国内の不安要因となっている。

 2011年には、民主化要求運動「アラブの春」に触発されてシーア派中心の反政府デモが発生した。イラン国営通信によると、処刑されたシーア派指導者ニムル師はデモへの支持を表明して注目された人物で、14年に「宗派対立をあおった」などとして死刑判決を言い渡された。

この記事は有料記事です。

残り622文字(全文1023文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 爆笑問題の田中裕二さん、くも膜下出血・脳梗塞で救急搬送され入院

  2. 二階氏「ケチつけるな」に見え隠れする「権力集中の弊害」

  3. 潮流・深層 バイデン次期米大統領に立ちはだかる「穏やかな人たち」

  4. 鼻出しマスク受験「眼鏡が曇るから」 釈放男性、トイレにこもった訳は

  5. 際立つ大阪のコロナ死 その理由、高齢者の「命のリスク」高める構図とは

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです