【ワシントン和田浩明】サウジアラビアによるイランとの断交通告は、オバマ米政権にとっても大きな衝撃だ。重要課題であるシリア和平交渉やIS掃討作戦に深く関わるサウジとイランの対立が、ただでさえ困難な事態をさらに複雑化させるのは必至だからだ。
断交に関し、米国務省のカービー報道官は3日の声明で「意見の相違に対処する上で、外交的関与と直接対話は不可欠だと信じる」と述べ、関係改善を要請。中東地域の指導者全体にも緊張緩和措置を取るよう強く呼びかけた。サウジが盟主を自任するイスラム教スンニ派とイランが主導するシーア派の衝突が、各地でさらに激化することを懸念し…
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