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論点

北朝鮮「水爆実験」の狙いは

李鐘元・早稲田大韓国学研究所所長=山下浩一撮影

 北朝鮮は6日、4回目となる核実験を実施した。発表した政府声明によると「水爆実験が成功裏に実施された」という。事実とすれば初の水爆実験で、過去の3回を上回る脅威が東アジアを中心に国際社会に広がったことになる。実験の狙いは何なのか。なぜ、今なのか。国際社会はどう対応していけばいいのか。

 最近の北朝鮮の動向や、金正恩(キムジョンウン)第1書記の「新年の辞」からも、暮らし向きを優先させる経済重視に傾斜しているように感じられた。5月には朝鮮労働党の党大会が開かれる予定で、中朝首脳会談も取りざたされていた。どちらかといえば、「融和」にかじを切っていると見られていただけに、なぜ今、「水爆」実験なのか唐突感を覚えた。24時間体制で北朝鮮の核関連施設を監視している米国も把握できなかった。北朝鮮の核実験にはつきもののそれを示唆する発言もなかった。綿密に、かつ極秘のうちに準備を進めていたのだろう。

 北朝鮮が実験に踏み切った背景には、中国とのあつれきがあったのではないか。中国側が「核放棄」を迫ったことへの反発と考えられる。その延長線上の、そして最も強烈な回答が今回の核実験だったと思う。

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