北海道「分県論」

複数の県に分割…自民道議が議論を開始

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大雪山とジャガイモの植え付け作業=北海道美瑛町で2015年5月11日、手塚耕一郎撮影
大雪山とジャガイモの植え付け作業=北海道美瑛町で2015年5月11日、手塚耕一郎撮影

 北海道議会会派「自民党・道民会議」の有志が、私的機関「北海道分県研究会」(会長=喜多龍一・元議長)を設立し、北海道を複数の県に分割する「分県論」の議論を始めた。研究会参加者は「知事一人では、広大な北海道の地域課題に目が行き届かない」と指摘。中央への発言力や政治力を高め、地域課題の解決や地域活性化につなげる狙いだ。

 北海道の面積は約8万3000平方キロで、7県がある九州全体の約2倍の面積を有する。明治政府は1882年、札幌、函館、根室の3県を設置し、4年後に北海道庁を新設した。道は1910年、14カ所に出先機関「支庁」を設置し、2010年に「振興局」と名称変更した。

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