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世界各地でテロが相次ぐ中、三重県志摩市の賢島で5月に開かれる伊勢志摩サミットに向け、警備関係者の緊張が高まっている。地元出身の西村泰彦・内閣危機管理監(60)と、かつて三重県警本部長を務めた佐々淳行・元内閣安全保障室長(85)の2氏に警備の課題などを聞いた。【聞き手・井口慎太郎】
西村氏「神域あっても、聖域つくるな」
−−警備の課題は。
警備の完遂なくしてサミットの成功はありえない。過激派組織「イスラム国」(IS)は日本を攻撃目標と明言し、G7にはISの敵対国がそろう。2002年のサッカーW杯日韓大会の警備も担当したが、外国の治安情報機関との協力が非常に役立った。自爆テロなどの芽を事前に摘まなければならない。三重を守るのはもちろん、関係閣僚会合開催地や大都市が狙われる恐れもある。
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