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劇団四季の元俳優、岩本達典さん(34)が昨年3月、北海道小樽市長橋の正行(しょうぎょう)寺住職に就いた。5年間にわたって「ライオンキング」「赤毛のアン」などに出演。劇団員時代に習得した発声法で読み上げるお経は檀家(だんか)から「はきはきしていて聞き取りやすい」と評判だ。ユニークな経歴が評判を呼び、教員研修会の講師も務めた。
岩本さんは札幌市西区出身。小学4年生の時、JR札幌駅前の特設会場で上演された「キャッツ」を母真理子さん(58)と鑑賞し、舞台を自由に飛び回る俳優の演技と細部も完璧に作られたセットに心を奪われた。巡業のたびに観劇し、法政一高(現・法政大中高)入学後にはクラシックバレエや歌のトレーニングを始めた。
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