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論の周辺

組み換え続ける「家出少年」

 一昨年亡くなった詩人の岩田宏さんが、本名の小笠原豊樹で翻訳家としても活躍したように、名前(筆名)を複数持つ著作家は時に存在する。現代を代表する社会学者、見田宗介さんもその一人だ。

 見田さんには「真木悠介」名義での著書も多く、毎日出版文化賞を受賞した『定本 見田宗介著作集 全10巻』(岩波書店)の他に、『定本 真木悠介著作集 全4巻』(同)が編まれているほどだ。見田著『現代社会の理論』、真木著『時間の比較社会学』など長い射程と大きな構想で人間と社会の様相を捉えた作品は、アカデミズムの枠を超え影響を広げてきた。

 雑誌『現代思想』の1月臨時増刊号『総特集 見田宗介=真木悠介−−未来の社会学のために』は、このユニークな学者の全貌を探っている。大澤真幸さんら門下から輩出した人々の力のこもった論考が並ぶが、ここでは見田さん自身の発言と文章から興味深い点を挙げてみる。

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