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SUNDAY LIBRARY

小林 照幸・評『居酒屋の戦後史』橋本健二・著

格差社会の拡大により“酒格差社会”が生じた

◆『居酒屋の戦後史』橋本健二・著(祥伝社新書/税抜き820円)

 日本人は戦後、どんな酒をどんな場所で飲んできたのか…この一大テーマに挑んだのは、1959年生まれの早大教授である。

 戦後、各地に現れたヤミ市には飲み屋街もできた。担い手は戦前に露店(屋台)を営んだ人々。燃料用アルコールを薄めたバクダンと呼ばれた酒にはメチルアルコール入りもあり、死者、失明者も出た。現代の駅前の横丁の居酒屋街はヤミ市の名残、と著者は言う。

 米が原料の日本酒の生産が回復しない中、合成酒及び大麦が原料のビールが普及する。東京では都市部でハイ…

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