社説

首相の憲法発言 数合わせよりも中身だ

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 安倍晋三首相は夏の参院選について与党だけでなく、一部野党も含めて憲法改正の発議に必要な参院の3分の2以上の議席確保を目指す考えを示した。選挙の構図に大きく影響する発言だ。

 改憲問題が参院選の主要テーマであることを首相自ら認めたと言える。だが、何を目指して憲法を改正するのかという、肝心の部分が首相からは語られていない。国の基本に関わる手続きを数合わせ優先で語ってはならない。

 憲法は改正手続きについて、衆参両院がそれぞれ3分の2以上の賛成多数で発議し、国民投票で過半数の賛成を得るよう定める。首相はNHKの番組で「与党だけで(参院)3分の2(確保)は大変難しい。改憲を考えている責任感の強い人たちと3分の2を構成したい」と語った。

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