社説

オバマ一般教書 「変化の時」に米国の力を

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 「世界の警察官」にはならずに米国の安全をどう守り、いかに国際社会を導くか。オバマ米大統領の最後の一般教書演説は、そんな問題提起から始まった。「誰が次の大統領になろうとも答えるべき問題」の一つとして、それを挙げたのである。

 弱腰、中途半端、紛争からの後ずさり。オバマ政権の外交・防衛政策にはそんな批判がつきまとう。これに対して大統領は軍事力を賢く使うこと、ベトナムやイラクのような泥沼へ踏み込まない「より賢明な取り組み」を強調し、外国への支援は「慈善事業」ではなく、米国の安全に役立てるためだと言い切った。

 「脱・世界の警察官」はオバマ政権に特徴的な路線であり、今回の演説はその路線をより詳しく説明したといえる。オバマ大統領は米国の強大な軍事力を強調し、紛争介入に臆病になる理由はないとしながら、ある問題に米単独で対処するか関係国との共同対処が有益か、選別的に判断する必要性を説いた。

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