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お笑い、大衆芸能、放送などエンタメ全般を取材してきた、油井雅和記者が「舞台裏」をつづります。

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上方の美学、体現した三代目〜桂春団治さんをしのぶ

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「敦賀落語の会」の第198回例会で「高尾」を熱演する桂春団治さん=福井県敦賀市のプラザ萬象で2005年7月16日、関野正撮影
「敦賀落語の会」の第198回例会で「高尾」を熱演する桂春団治さん=福井県敦賀市のプラザ萬象で2005年7月16日、関野正撮影

 「三代目!」

 上方では桂春団治さんを、尊敬を込めてこう呼ぶ。ちなみに「六代目!」は、笑福亭仁鶴さんや鶴光さん、鶴瓶さんの師匠、笑福亭松鶴(しょかく)さんのこと。

 春団治と聞いて、都はるみさんと岡千秋さんのデュエットでヒットした「浪花恋しぐれ」の「ど阿呆(あほう)春団治」を思い出した方もいたはずだ。あの豪快な春団治は初代。二代目も大きなおなかで滑稽噺(こっけいばなし)を得意とした人気者だった。

 三代目の春団治さんは二代目の息子だが、その芸は、初代、二代目とは異なり、華麗にして繊細、そして上品。上方文化の美学を体現した師匠だった。

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