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金言

イランの意識変化=西川恵

 <kin−gon>

 近日中にイランに対する欧米の経済制裁が解除される。イラン革命(1979年)後、米大使館人質事件や核開発疑惑で長年、制裁下にあったが、やっと国際社会に復帰する。これは単に同国が国際社会に受け入れられるというだけの意味ではない。

 イラン革命から3年後の82年、私はテヘラン特派員だったが、こういう出来事があった。ある休日、日本大使館の片倉邦雄公使(当時)の自宅玄関が激しくたたかれた。お手伝いのイラン人女性がドアを開けると、革命機関の革命防衛隊の男数人が踏み込み、「不審な人間が逃げ込んだ。室内を見せろ」と要求した。

 片倉氏が「玄関にはカギがかかっていた。それにここは外交官の住居で、ウィーン条約に基づく不可侵権があり、勝手に立ち入れない」と言うと、1人が強引に入ろうと同氏の胸ぐらをつかんだ。同氏は柔道四段。とっさに相手の襟首をとり、背負い投げで投げ飛ばそうとした時、硬いものが腰に当たった。

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