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女の気持ち

コロッケ 福岡県みやま市・内藤悦子(52歳)

 好天に恵まれた日、バスと電車を乗り継いで80歳を過ぎた母が我が家にやってきた。コロッケの作り方を私に伝授するためだ。

 結婚して二十数年、母の手作りコロッケを家族で食べ続けてきた。母は大鍋いっぱいに畑でとれたジャガイモをゆで、衣をつけると油で揚げずにすぐ冷凍する。私はそれを食べる前に揚げるだけ。素材の味を生かした薄味で、サクサクとした衣は絶品である。

 「お母さんが死んだら、もうコロッケ食べられんねえ」と言う私に、夫が「習えば」と一言。その言葉に背中を押され、母が元気なうちにと「コロッケ教えて」と頼んだのだ。

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