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メディア時評

「未来の」テクノロジー 現実化を前に=批評家、近畿大講師(メディア論)・大澤聡

 2016年だ。そんな“いかにも未来っぽい”年を迎えることになろうとは……といった驚嘆が個人的な新年の定例と化して久しい。少なからぬ昭和世代に共通の感覚だろう。そこでいう「未来」イメージの大部分はSF的な想像力に支えられてきた。そしてテクノロジーの進展がその「未来」をいま着々と現実化しつつある。

 正月の紙面にはその手の記事が目につく。毎日新聞のくらしナビ面で1日よりスタートした連載「家族2016 孤をいきる」の第1回は遠隔操作型アンドロイド「テレノイド」を紹介していた。利用者は小型ロボットを抱いて操作主と会話する。電話と異なり疑似的なスキンシップや存在感がある。1人暮らしの高齢者と遠方の親族がコミュニケーションをとり、精神安定を確保するなど効用が期待される。同じ1日、朝日新聞社会面は「ネガウ モトメル」を開始。第1回はデジタルクローンの実例を紹介した。日常の膨大な個人データ(会話…

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