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地球ING・進行形の現場から

第24回 若者の薬物・アルコール依存

マンションが建ち並ぶ首都ティンプーの街並み。今も建設ラッシュが続いているという=金子淳撮影

都市化で深まる社会的孤立

 国民総幸福量(GNH)の増大を国家理念に掲げるヒマラヤの小国ブータンで、若者の薬物依存や高い自殺率が問題となっている。経済発展に伴い都市化が急速に進んだことが背景にあるとみられる。昨年のGNH調査では9割以上が「幸福」と答えたが、「社会的孤立」が深まっているとの指摘も出た。「ブータンだって他国と同じ普通の国だ。誰もが幸せなわけではない」−−。「幸福の国」を歩くと、そんな声も聞こえてきた。

 門をくぐると、寒空の下、ジャンパー姿の男性たちが工具を使って木工作業に汗を流していた。西部パロ郊外に2013年に開設されたリハビリセンター。10〜60代の男性22人が薬物やアルコールの依存症の治療に取り組む。「3カ月間共同生活を送り、瞑想(めいそう)やカウンセリングを通じて回復と社会復帰を目指します」。管理人のキンレイ・ツェリンさん(24)が言った。

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