スキーバス転落
運行会社ずさん 運転手の点呼漏れ常態化
毎日新聞
2016/1/19 11:14(最終更新 1/19 14:52)
有料記事
1062文字
- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷

15人が死亡した長野県軽井沢町のスキーツアーバス転落事故で、道路運送法上の不備が相次いで発覚しているバス運行会社「イーエスピー」(東京都羽村市)。事故を受け、イ社は大型バス事業からの撤退を表明したが、日常の運行管理は極めてずさんなものだった。
「かなりひどい状態。この業者については徹底的にやるしかない」。事故後、特別監査を実施した国土交通省の担当者はそう漏らした。
道路運送法は、バスの運行管理者が運転手に対面し、運行前に健康状態や酒気帯びの有無を確認する「運行前点呼」を義務付けている。イ社の運行管理者は1人で、運行管理者がバスに乗っている時は、「代務者」が運行管理を代行していた。
この記事は有料記事です。
残り768文字(全文1062文字)