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強制送還死亡訴訟

ガーナ人男性側が逆転敗訴 東京高裁

 強制送還中にガーナ人男性が死亡したのは入国警備官の違法な制圧が原因だとして、遺族が国に約1億3640万円の賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は18日、約500万円の支払いを命じた1審・東京地裁判決を取り消し、原告の請求を棄却した。滝沢泉裁判長は「死因はまれな心疾患に起因する不整脈で、警備官は死亡を予見できず過失はない」と原告逆転敗訴の理由を述べた。

 死亡したのはアブバカル・アウドウ・スラジュさん(当時45歳)。旅券不携帯で逮捕され、2010年3月にガーナに強制送還手続きが取られた。成田空港で入国警備官ら7人に抱え上げられ航空機に搭乗。タオルで口に猿ぐつわをされて座席に座り、手錠と結束バンドで両手首を腰の前に固定された状態で、頭や肩を押されて前屈した姿勢になり、離陸前に死亡した。

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