- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷
国連支援団報告
【カイロ秋山信一】国連イラク支援団は19日、2014年1月〜15年10月の間にイラクで、少なくとも1万8802人の民間人が紛争で死亡したとの報告書を発表した。過激派組織「イスラム国」(IS)による虐殺や処刑、政府軍による空爆などの犠牲になったという。また、IS実効支配地域で約3500人が奴隷状態にあるとの推計も明らかにした。
報告書によると、15年5〜10月の半年間だけで民間人死者は少なくとも3855人。うち、首都バグダッドで1875人、中部ディヤラ県で658人、西部アンバル県で452人がそれぞれ死亡した。アンバル県を含むIS支配地域では情報が限られており、実際の犠牲者はさらに多い可能性が高い。
この記事は有料記事です。
残り672文字(全文981文字)