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復元された夫婦橋に飾られているかつての夫婦橋の写真=大阪市北区天神橋3で、松井宏員撮影

 ◆環状線・天満

地形活用、川底に道路 トンネル出れば天神橋筋

 天神橋筋商店街の3丁目と4丁目の間に復元されている夫婦橋。その名前の由来を続ける。昔、大小二つの池があり、女夫(めおと)池と呼ばれていた所に天満堀川が開削されたので、女夫橋と名付けられた、という説のほかに、夫婦にまつわる悲しい伝説もある。

 昔、このあたりに仲の良い若い夫婦が住んでいた。しかし、生活が苦しく、夫は「3年たったら必ず戻って来る」と約束して出稼ぎに出た。妻は帰りを心待ちにしていたが、3年たっても夫は帰ってこない。悲しんだ妻は思いあまって池に身投げした。その後に夫が戻ってきて妻の死を知り、後を追って池に身を投げた。哀れんだ人々が、その池を女夫池と名付けた−−。この話は古い書物に出ており、上田秋成は「雨月物語」で似た話を書き、近松門左衛門も「津国女夫池」で題材にしており、女夫池は有名だったようだ。

 復元された夫婦橋の南側に、かつての写真が飾られている。1929(昭和4)年に架け替えられた、ガス灯を備えた近代橋だ。前回見た、地蔵堂の脇の親柱は、大正3年と刻まれていたから、その前の橋のだろう。

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