もう一度読みたい

<1964東京五輪 3>民泊の先駆け 選手村で神前結婚式

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オリンピック気分を盛りあげる銀座の聖火ネオン
オリンピック気分を盛りあげる銀座の聖火ネオン

 1964年に開催された東京オリンピックからえりすぐりの記事を紹介する「もう一度読みたい<1964東京五輪>」。第3回は五輪の周辺で起きていた出来事についてです。熱狂を示すように、五輪関連の記事は競技以外も多く出稿されています。最近、訪日外国人観光客の増加に伴って話題となっている「民泊」は、半世紀以上前の東京五輪でも注目されていました。選手村で神前結婚式を挙げたブルガリア人選手のカップル、五輪記念切手の偽造などの事件の記事も併せてご覧ください。【大村健一/デジタル報道センター】

 東京五輪の期間中、約280軒の個人宅に約600人の外国人観光客が泊まった。訪日観光客の急増で大都市のホテルが不足するなどして個人宅やマンションの空き室に観光客が宿泊する「民泊」の動向が関心を集めているが、64年の東京五輪の際も公募で海外客を泊めてくれる家を選んだ。1000軒の応募からふるいをかけ、言葉だけでなく、朝食メニューなど「おもてなし」の方法まで条件を出しての選考だったという。

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