- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

低価格で飲みやすいと評判のチリ産ワインの輸入量が大きく伸びている。昨年1〜11月の累計は、首位に君臨してきたフランス産に肉薄し、年間のトップ争いが注目されている。日本の酒造大手各社は今後もチリ産ワインの売れ行きが拡大すると見込み、新商品の販売を進めている。
財務省の貿易統計によると、昨年1〜11月のワイン輸入量は、チリが4684万リットルと前年同期比で18.0%増え、フランス(3.2%減の4806万リットル)と競り合っている。10月までの累計はチリが4295万リットルとフランス(3869万リットル)を上回っていたが、11月にフランスの「ボージョレ・ヌーボー」が発売され、逆転された。
国別のワイン輸入量は、フランスが長年首位の座を守ってきた。ボルドーやブルゴーニュなど生産地ごとにブランド化された強みを発揮してきた。2004年の年間輸入量はフランスが5928万リットルと、2位だったイタリア以下を大きく引き離していた。
この記事は有料記事です。
残り889文字(全文1302文字)