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田中優子の江戸から見ると

バス事故を乗り越えるために

 軽井沢のバス事故で13人の大学生が命を落とした。法政大の学生は4人が亡くなった。さらに、今でも重篤な状態にいる学生たちがいる。その容体が毎日気がかりでならない。保護者や重軽傷を負った学生たち、そして指導してきた教員の気持ちを考えると、たまらなくつらい。

 しかしこの事故は、気持ちの問題だけで済ませるわけにはいかない。背後には規制緩和や価格競争という社会問題があるからだ。

 規制緩和は、その規制が技術の進歩や社会の変化に合わなくなった時、さらに質の高い社会を目指すためにおこなわれるべきもので、そこから言えば、厳密には規制変更であって緩和ではない。質の向上を考えずに、規制の変更が限りなく緩和に向かうのであれば、国家は何のためにあるのか。規制緩和は、ともすると国家が企業にのみ込まれ、人と社会を危機に陥れるものだという認識は常に必要で、武器輸出等の規制緩和も含め、よほど慎…

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