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記者の目

南シナ海領有権問題=河津啓介(外信部)

ベトナム・リーソン島の港。漁船は南シナ海で操業し、しばしば中国船の襲撃に遭う=2015年12月、河津啓介撮影

中国は共存姿勢示せ

 緊張が続く南シナ海問題の最前線で、国と国との対立に翻弄(ほんろう)される人々の姿が深く印象に残った。年末年始の朝刊1面などで連載した「チャイナ・センセーション 第1部 一帯一路の行方」の取材で先月上旬、南シナ海に浮かぶベトナム中部のリーソン島を訪れた。

 中国とベトナム。隣接する両国は経済で深く交わりつつ、南シナ海では領有権を巡って激しく争う。島の漁師たちは、両国が領有権を主張し合う南沙(ベトナム名チュオンサ)諸島、西沙(同ホアンサ)諸島の海域で代々操業してきた。だが、5年ほど前から中国船による襲撃が激しくなっているという。

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