北海道新幹線

速度と引き換えに車窓から海峡はほんの一瞬

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開業を前に、関係者向けの試乗会で走行する北海道新幹線=北海道北斗市で2016年1月28日午後1時52分、手塚耕一郎撮影
開業を前に、関係者向けの試乗会で走行する北海道新幹線=北海道北斗市で2016年1月28日午後1時52分、手塚耕一郎撮影

 津軽海峡は冬景色だったのだろうか−−。28日にJR北海道が開催した北海道新幹線の報道試乗会。超特急は新函館北斗−木古内駅間をわずか13分間で駆け抜けたが、車窓からの眺めはトンネルと防音壁にしばしば阻まれた。かつての連絡船はもちろん、現行の特急「白鳥」とも比べものにならないスピードを獲得した代償として、鉄道旅行の楽しさが薄れてはいないだろうか。

 ストップウオッチに視線を落とすと、目盛りは5秒も刻んでいなかった。10両編成の2号車3A席。5列シートの左端に腰を落ち着けて、過ぎ去る風景に注意をこらしていた。午前10時ちょうどに新函館北斗駅を出発し、木古内駅への到着までは3分足らずとなったころ。一瞬だけ、津軽海峡を視野に捉えることができた。

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