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今週の本棚・本と人

『チャップリンとヒトラー』 著者・大野裕之さん

大野裕之さん=望月亮一撮影

 (岩波書店・2376円)

“笑い”が権力に勝利する 大野裕之(おおの・ひろゆき)さん

 世界中の人々を笑わせた喜劇王チャップリンと、震え上がらせたナチスドイツの独裁者ヒトラー。国際的に知られるチャップリン研究家が、映画「独裁者」(1940年)を軸に両者の闘いを「メディア戦」として克明に浮かび上がらせる。「45年より前に決着はついていた。メディアの毒性をより分かっていたチャップリンが一枚上手でした」。本書でサントリー学芸賞を受賞。演劇、映画界でも活躍する多才な著者だけに、時に謎解きのようなスリリングな展開で引き込んでいく。

 「独裁者」を見たのは小学4年の時。「笑わせて泣かせて、社会風刺もある。子どもながらにすごい作品だな…

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