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追悼・中村梅之助

二代目 見事な一生=水落潔(演劇評論家)

 どんな職業でも二代目は苦労が多く損なものだが、梅之助は前進座の二代目の重責を背負いながら、初代の志を受け継ぎ劇団をさらに大きく育てあげた。

 河原崎長十郎、中村翫右衛門、河原崎国太郎らが歌舞伎界の封建的体質に反発して前進座を創立したのが1931年。梅之助は父翫右衛門のもとで厳しい修業を積み、戦後の激動期には若手俳優として各地を巡業した。

 左右の勢力が激しく対立した政治の時代には、前進座は左翼劇団として都市の大劇場から締め出され、翫右衛門が一時期中国へ亡命する事件もあったが、その危機を救ったのが梅之助だった。

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