メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

復興の途上

東日本大震災5年 第1部 まちづくり/1(その2止) 創造的復興遠く

 <1面からつづく>

住民「移転やめる」 宮城・桃浦地区

 宮城県石巻市の桃浦(もものうら)地区の区長、甲谷(こうや)強さん(86)の自宅玄関は、泥だらけの長靴で埋め尽くされた。

 2011年6月。18畳の部屋に車座になった住民から、矢継ぎ早に「なるべく早く高台に移転先を作ってほしい」と声が上がった。甲谷さん宅は、東日本大震災の津波にさらわれた漁港近くで残った4軒しかない民家の1軒。市から頼み込まれ、3年ぶりに区長に復帰したばかりだった。

 市の中心街から約15キロの桃浦は、深い入り江と山々との合間に65戸約150人が暮らしていた。話し合いが始まって間もなく、24戸71人が防災集団移転促進事業(防集)による高台移転に合意。「集落を守って」。甲谷さんは住民の声を背負うことになった。

この記事は有料記事です。

残り2057文字(全文2397文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 乱交パーティー数十回主催 福岡県警職員を懲戒免職、売春防止法違反で起訴

  2. 東京で新たに561人の感染確認 2日連続で500人超 新型コロナ

  3. 気づいたら缶ビール30本 コロナ禍でアルコール依存悪化 断酒会開けず

  4. ヤングケアラー~幼き介護 認知症の母を殺さなかった少女 元ヤングケアラー 27歳の今

  5. 「感染を制御できない」 専門家に強い危機感 会合後に漏れた本音

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです