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SUNDAY LIBRARY

小玉 節郎・評『こちら警視庁美術犯罪捜査班』門井慶喜・著

◆『こちら警視庁美術犯罪捜査班』門井慶喜・著(光文社文庫/税抜き620円)

 警察小説は基本的に集団小説である。中心になる人がいても、捜査全体は警察組織に属す集団によって行われ、刑事たちの探索の積み重ねで犯人が捕まる。

 その集団の中に、癖の強い人間がいて「まとまりが悪く」、時にいがみ合い、家庭的に問題を抱えている者もいる、という人生模様を描く警察小説も多い。

 アメリカの有名な警察小説『87分署』シリーズは、まさにその分署にいる刑事たちの集団小説だった。方針に従って捜査する個人個人の動きが物語になり、犯人に行きつく者も外れてしまう者もいる。その分署に異動してくる者、去る者、捜査中に撃たれて死ぬ者、麻薬に手を出してしまう者などなど、多くの登場人物のそれぞれの物語で読み手を楽しませてくれた。

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