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ジカ熱

「中絶」論争 「感染者は容認」/命の選別危惧 原則禁止のブラジル

 【サンパウロ朴鐘珠】ブラジルでジカ熱に感染した妊婦の中絶の是非を巡り、議論が起きている。妊娠中に感染すると小頭症の子が生まれる可能性が指摘されているためだ。カトリック大国のブラジルは法律で中絶を原則的に禁じているが、有識者などから、法改正で中絶を認めるべきだとの声が上がり始めている。

 現地報道によると、多数の小頭症新生児が確認された北東部だけでなく、最大都市サンパウロでも最近、ジカ熱に感染した妊婦の中絶事例が複数出ている。中には胎児が小頭症だと確認されていないのに中絶した例もあった。中絶した妊婦の傾向として▽既婚者▽高学歴▽高収入▽計画された妊娠−−といった共通点を医師たちは挙げている。

 ブラジルでは現在、性的暴行による妊娠▽母体に生命の危険がある▽胎児が無脳症−−のいずれかの場合のみ、公的医療施設で無料で中絶処置を受けられる。今回ジカ熱に感染し、中絶した妊婦たちは5000〜1万5000レアル(約15万〜45万円)を医師に払い、流産を促す薬を処方されたり、中絶手術を受けたりしたと報じられた。司法当局に発覚し、有罪となれば妊婦と医師は1〜4年の懲役刑に処される。

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