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余録

福井市西藤島小3年生の北村茉和花さんは…

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 福井市西藤島(にしふじしま)小3年生の北村茉和花(きたむらまなか)さんは、魔女が出てくるようなファンタジーが大好きだ。面白い本を読むと、自分で物語を書いてみたくなる。作家になれたらどんなにいいだろうと思い始めた▲毎晩、母親に「もう寝なさい」と怒られるまでお気に入りの物語を読む茉和花さんだ。でも、夏休みの読書に選んだ本はいつもと違った。たまにはファンタジーと違うのを読んでみよう−−手に取った本はアフリカのルワンダからイギリスに渡った少年の物語だった▲茉和花さんは第61回青少年読書感想文全国コンクールの毎日新聞社賞を受賞した。読んだ本はニキ・コーンウェルという人が書いた「お話きかせてクリストフ」(文研出版)。少年クリストフはルワンダ内戦でのつらく悲しい体験をクラスの仲間たちに語り聞かせる▲内戦など聞いたこともない茉和花さんだが、子どもでも銃で撃たれたという話に驚き、悲しかった。今も世界で同じような目にあっている子がいることも聞いた。世界を知らなかった自分に、こんな「大切なこと」を教えてくれた本の力について考え、感想文にした▲この本の著者はアフリカ難民の通訳のボランティアで、たくさんのクリストフのような子どもたちの話を聞いてこの作品を書いたという。そう、物語でなければ伝えられない「大切なこと」もある。この本を読んだことで茉和花さんの作家への夢は大きくふくらんだ▲先月は森の竜から宝物を取り戻す話を書いたが、恥ずかしくて誰にも見せられない。謎解きあざやかな探偵ものも書きたい。世界で苦しんでいる人の力になるにはもっと勉強せねばと考えている。

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