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漫画で解説

台湾で政権交代の巻

蔡英文氏が総統に 8年ぶりに民進党 どうなる中国との関係

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民進党の蔡英文主席が、台湾の新しい総統になることが決まりました。 2016年1月16日に行われた総統選で当選。 立法院(国会)選でも民進党が過半数を獲得、 政権交代は8年ぶりですね。 蔡氏の曾祖父は中国広東省から渡った客家で、 台湾先住民ハイワン族の血も引いています。 客家とは中国南部に移住した漢民族で、 一部が台湾に渡り、人口の約13%を占めます。
客家は伝統的に国民党支持者が多く、 これまで民進党は得票に苦労してきました。 そこで、民進党は蔡氏が「客家の娘」 であることを強調し、票の取り込みに成功しました。 第二次世界大戦後、毛沢東率いる「共産党」と 蒋介石率いる「国民党」は中国大陸で内戦を繰り広げました。 その後、敗れた国民党が台湾に逃れ、 1987年まで一党独裁体制が続きます。 その後1986年に民進党が結成され、 89年には民進党が合法化。 以後、国民党は対中融和路線を、民進党は台湾独立を掲げています。 国民党は中国との交流を進めたが中国の影響力が強まり、 交流の恩恵を受けたのは富裕層だけで、貧富の差は拡大してしまったのです。
台湾では独立を主張して中国を刺激したくないが、 統一もしたくないという「現状維持」を望んでいる人々が大多数です。 民進党政権は経済面での対中依存体質脱却は目指すようです。 2015年7~9月期の経済成長率が 6年ぶりにマイナスに転じたことが理由のようです。 蔡氏は、今後、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への参加を目指す方針です。 日本との関係はどうなるのでしょうか?
日本は1972年の日中国交正常化で台湾と断交しましたが、 経済的な結びつきは強く、人の往来も盛んです。 馬英九政権は慰安婦問題などで強硬姿勢でしたが、 今後の両国関係は改善すると日本側は期待しています。 蔡氏は1月22日に当選証書を受け取り、 正式に総統に就任するのは5月20日です。

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