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本村凌二・評 『ギリシア人の物語1−民主政のはじまり』=塩野七生・著

 (新潮社・3024円)

思い入れある観方が冴える塩野節

 「初心忘るべからず」とは世阿弥の文言。著者は大学の門をくぐったとき西洋古典学の碩学(せきがく)の門下生になったという。ルネサンスものを数多く著した作家が、やがてローマ人を物語り、さらにギリシア人を物語る。それはある意味では宿命ではなかったか、それが偽らざる読後感である。

 ギリシア語を話しギリシアの神々を信仰する人々の土地は痩せて狭いから、小麦の生産高は低かった。そのなかで、いかにして民主政が生まれ育まれていったのか。

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