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井波律子・評 『カール・クラウス−闇にひとつ炬火あり』=池内紀・著

池内紀(おさむ)・著

 (講談社学術文庫・929円)

美辞麗句の裏の醜悪な正体あばく

 カール・クラウス(一八七四−一九三六)は、世紀末ウィーンで活躍した批評家、作家、編集者。彼は、一八九九年から三十数年にわたって評論誌『炬火(きょか)』を一人で編集、執筆、刊行した。こうして長年にわたって、『炬火』の紙面の大半を占める時評、社会批判、文明批評、諷刺(ふうし)文を一人で書きつづけ、つごう九百号余り、総頁(ページ)数二万三千余を刊行しきったというから、まさに筋金入りの自立した文筆家、ジャーナリストというほかない。

 クラウスの活躍は多岐にわたり、『炬火』の刊行を持続する一方、生涯で七百回に及んだ「カール・クラウス…

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