旧ビルマ政庁

暗殺現場は修復せず「祈りの場として保存」

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アウンサン将軍が暗殺された会議室。1952年以降、祈りの場になっているようだ=春日孝之撮影
アウンサン将軍が暗殺された会議室。1952年以降、祈りの場になっているようだ=春日孝之撮影

 ミャンマーの旧都ヤンゴンにある歴史的建造物「旧ビルマ政庁」で、1947年にアウンサン将軍らが暗殺された部屋は、復元対象から外れている。

 地元紙によると事件の5年後、手が加えられて「祈りの場」となり、仏教グループが管理してきた。

 ミャンマーの歴史遺産の修復に実績があるパトリック・ロバート氏の全体の修復案では、外観は忠実に復元する。技術者を既に英国から呼んで地元労働者に手ほどきした。一方で内装は新たな照明技術やハイテクを導入し、モダンに仕上げる。美術館に加えて公会堂、レストラン、芸術家が参集して滞在も可能な文化センターも想定している。

 ただ関係者によると、暗殺現場の部屋は事件当時を再現する形で復元しようとしたが、当局者が「祈りの場としての現状維持」を望んだという。もう一つ、現状維持を求められたのが議会棟前の慰霊碑だ。

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