台湾地震

春節直前の惨事 寒波、一刻を争う

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地震で崩壊したマンションで救出作業にあたる警察、消防の隊員たち=台湾南部の台南市で2016年2月6日、鈴木玲子撮影
地震で崩壊したマンションで救出作業にあたる警察、消防の隊員たち=台湾南部の台南市で2016年2月6日、鈴木玲子撮影

 【台南(台湾南部)鈴木玲子】「まだ中にいるはずだ」「早く助けて」−−。6日未明に台湾南部を襲った地震は、家族らがだんらんを楽しむ8日からの春節(旧正月)直前に起きた。大半は就寝中だったとみられ、倒壊した16階建てのビルでは、今も100人以上が家族と連絡がとれていない。施工不良を疑う声も出るなか、不明者の家族らは、サーチライトの下で夜通し続く救出作業を祈るような表情で見守った。

 台南市中心部の台南駅から東北に約6キロ。永康区の住宅街では、16階建てビルが広い道路に覆いかぶさるように崩れ落ちていた。「あのがれきの下に、俺のいとこがいるんだ。早く助けてやってほしい」。がれきのそばで、王駿騏さん(34)が声を震わせた。

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