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SUNDAY LIBRARY

津野 海太郎・評『映画の話が多くなって本音を申せば(9)』小林信彦・著

◆『映画の話が多くなって本音を申せば(9)』小林信彦・著(文春文庫/税抜き610円)

 小林信彦さんの日録エッセー「本音を申せば」の連載が『週刊文春』ではじまったのが1998年。だいたいは三年後に文庫化されるので、おもにそれで読んできた。

 今年も正月あけに、その十五冊目として『映画の話が多くなって』が文春文庫から刊行されたので、さっそく読み、「7月16日の〈さようなら原発10万人集会〉には参加できなかった」という一行にぶつかって、「えっ、小林さんが!」と、ちょっとびっくりした。

 小林さんとは濃淡はあれ長いつきあいがあるが、その間、集会やデモに「参加」する氏の姿を見かけたことは…

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