長期金利マイナス

相場好転材料なく 市場、悲観論拡大

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 9日の東京金融市場は大荒れとなった。長期金利の指標となる新発10年物国債の市場利回りが史上初めてマイナスとなり、株安・円高が進行。市場では、世界経済の先行き不安から運用リスクを避けようとする動きが加速しており、「相場が好転する材料が見当たらず、当面は低調な状況が続く」との悲観論が強まっている。

 世界市場は年明け以降、中国経済の減速や原油安を背景に下落を続けてきた。しかし、8日にドイツの銀行や米エネルギー企業の信用不安が高まったことで、景気減速懸念が新興国にとどまらず世界経済に波及した形となった。

 先行きへの不安が高まると、投資家は株式など価格下落リスクの高い資産から、国債や円など比較的安全とされる資産にお金を移す傾向がある。このため、株安・円高・長期金利低下が連鎖的に起きやすい状況となっている。

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