重力波天文学

幕開け…日米欧、国際協力加速 米初観測で

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日米欧の重力波観測装置
日米欧の重力波観測装置

 米マサチューセッツ工科大など米国を中心とした国際研究チーム「LIGO(ライゴ)」は11日(日本時間12日未明)、二つのブラックホールが合体した際に放出された重力波を直接観測することに初めて成功したと発表した。重力波はアインシュタインが100年前に発表した一般相対性理論で予言していたが、これまで直接捉えることができていなかった。光や電波など従来の手法では見えなかった天体現象の観測を可能にする新しい「重力波天文学」の幕が開いた。

 重力波は極めて微弱なため直接観測が難しく、アインシュタイン自身も「観測は極めて困難」と考えていた。1970年代、米国の天文学者ラッセル・ハルス、ジョゼフ・テイラー両博士は互いの周りを回る中性子星の公転周期の観測結果が、重力波によってエネルギーが失われると考えると説明できることを発見。重力波の間接的証拠だとして、両博士は93年のノーベル物理学賞を受賞した。

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